BanksyがBristolの小学校の壁に新作アートワークをプレゼント。学校は作品を保護へ。
英Bristolの小学校Bridge Farm primary schoolでBristol出身の”覆面” アーティスト、Banksy aka Robin Cunninghamのグラフィティが発見された。
(Image:BBC)
グラフィティに添えられた手紙によると、学校の建物の一つに彼の名前が命名されたことに対する「感謝」を表したものであるらしい。児童らは投票で4つの建物の名前を決めており、そのうちのひとつがBanksyとなり、彼らはアーティストに手紙を送っていたのだ。
(Image:BBC)
朝登校したらBanksyのアートが出現!児童のリアクションは?
BBCでのインタビュアーと児童とのやりとりも笑える。0:20頃から。
BBC: What did you think when you came into school this morning and saw that on the wall?
児童: Really amazed!!
BBC: Amazed?
児童: Yeah.
Via Banksy paints Bridge Farm Primary Bristol wall as 'present' - BBC News
真偽については心配いらない。Banksyはめったにアートワークにサインをしないのだが、Pest Control(彼のエージェント)はこれが本物(Genuine)であると認めている。
手紙の中でBanksyは「もしグラフィティが気に入らなければ好きに書き足して良い」と書いていて、結びに、Remember its always easier to get forgiveness than permission(原文ママ)と児童らにメッセージを伝えている。
学校は作品を保全へ
学校側は他のアーティストからの追撃(破壊行為)を防ぐプラスチックウォールを設置予定で、また売却も検討していないという。 Banksyの作品はしばしば、カラーボールを投げつけられたり、上書きされたりと破壊行為にあっている。
写真のグラフィティはBristol大学の近くにあるが、Banksyのひいきのフットボール・クラブのライバルクラブのファンによって、カラーボールが投げられたらしい。
(Image :Street Art Register plan for Bristol after Banksy painted over | Bristol Politics)
燃えているタイヤはインスピレーショナル?
学校側の認識としては「このグラフィティは児童にとって “inspirational and aspirational”である」という寛容なものだ。
これは筆者がBristolを訪れた際にローカルの人らと話をして感じた、街の彼に対する好意的な感情とも重なる。最近ではBristol近郊のテーマパーク跡地にDismalandという期間限定の「テーマパーク」を大成功させている。
参考URL:
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