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style overdose

ネット・メディア・ウォッチャーのアンテナに引っかかった、時事、社会、デザインの話題を。英文記事中心。

ネオナチがネット上でユダヤ人を捕捉し拡散する、エコー ((( ))) という表記法

国際

ネオナチやアンチ・セミティズムや白人至上主義者のTroll(攻撃者)たちが、TwitterなどWeb上で、ユダヤ人を特定しヘイトスピーチを浴びせ、中には脅迫する際に使用される表記法がEcho((( ))) だ。

ミレニアル世代向けのNews配信をするMic.com 
https://mic.com/articles/144228/echoes-exposed-the-secret-symbol-neo-nazis-use-to-target-jews-online#.dNwvjjx0h

これは苗字を3つの連続する括弧内に入れることで、この人物がユダヤ人であると示すものであり、ネオナチ仲間やユダヤ人に対し、シグナルを送るものである。

「トランプ氏の台頭をアメリカのファシズム化」と主張するワシントン・ポスト紙の記事(https://www.washingtonpost.com/opinions/this-is-how-fascism-comes-to-america/2016/05/17/c4e32c58-1c47-11e6-8c7b-6931e66333e7_story.html?hpid=hp_no-name_opinion-card-b%3Ahomepage%2Fstory)を書いた、WEISMAN記者はEchoで名前を (((WEISMAN))) と 表記され、差別主義者やトランプ支持者からヘイトスピーチや脅迫の被害にあっている。氏はTwitter社から差別的な表現を含むTweetはReportするように言われたが、彼はあえてTweetをそのままにしているという。

彼が受けた脅迫の中にはこんなものも。

現在、Twitterの検索からは(((Echo)))は引っかからないようになっている。しかし、Dailybeastが報じるところでは(http://www.thedailybeast.com/articles/2016/06/02/racist-jew-tracker-targets-trump-s-kin.html)、Chrome拡張機能として、このEchoを追跡するプログラムが配布されていた(現在はStoreから削除されている)。これにより、トランプの義理の息子の名前もトラックされたらしいが。

先週火曜日にGoogleやFacebook,Microsoft、Twitterなどアメリカのテック企業はEUとともにネット上でのヘイトスピーチに対抗していくと発表されたが、言論の自由への配慮もあり、実効性のある対策は打ち出されていない。こうした現状を受けて、ネット上でのヘイトスピーチに立ち向う#ハッシュタグ、#IStandWithHateSpeech がリアクションとして生まれた。

この種の隠語はヘイト・スピーチを見えにくくする。例えば、差別的または暴力的な発言を伴わない形でEchoを投稿をしたとしても、被差別者であるユダヤ人にとっては、「お前はターゲットにされている(捕捉されている)」というような意味合いを持つからだ。

ナチスのシンボル鉤十字や敬礼等が各所で禁止されてきた。時を経て、ネット上に新たな表象が生まれるのだろうか。

 

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